紀美野町の雑貨店「箱々(はこはこ)」(紀美野町下佐々)が4月1日、オープン1周年を迎えた。
店主の嶋田智子さんは「好きな雑貨に囲まれたゆったりできる店を作りたい」と、窓の外に田園風景が広がる場所を見つけ、3年前に和歌山市から移住した。店名は響きを気に入り、箱を開けるときの楽しさや怖さといったワクワク感やドキドキ感を連想して名付けたという。店舗面積は10坪。
店内には、陶器やアクセサリー、布小物のほか、「yumiha(ユミハ)」(海南市)のかばん、「booka(ブウカ)」(橋本市)の紙雑貨などが並ぶ。嶋田さんが、作品や人柄に引かれ、長く付き合いたい作家約25人の作品を扱う。商品の陳列は、コップの底のデザインを見せたり、皿にアクセサリーや菓子を乗せたりするなどして使い方や飾り方を提案する。
嶋田さんは「使っていくうちに色がくすんだり壊れたりすることもあるが、買った後のメンテナンスも引き受けているので、長く愛着を持てるものに出合ってほしい」と話す。
4月7日は野外ワークショップ、出店、飲食販売などのイベントを行う。7日までは「一周年記念week」として、作家の新作やイベント限定作品を販売する。
営業時間は11時~17時。水曜・木曜定休。