アラブバンド演奏とベリーダンス舞踏イベント「夜桜に舞う」が4月8日、救世観音宗(ぐぜかんのんしゅう)総本山「紀三井寺」(和歌山市紀三井寺)で開催された。主催は「Eva.Oriental Dance Studio(エヴァ オリエンタル ダンス スタジオ)」(本町)。
同イベントは今年で4回目。エジプトの1930~1970年の「結婚式」をテーマに、サクラ色にライトアップした本堂前でダンサーたちがベリーダンスを披露した。チケットは完売し、演奏が始まると本堂の外で踊る人も見られた。
前田泰道住職の祈願と散華の後、当時の新郎新婦をイメージした衣装姿のダンサーがアラブ音楽に合わせ入場し、結婚を祝福する女性ダンサーたちが2人の周りで舞を披露した。
出演者は、同スタジオ代表のエヴァ香陽さんと生徒をはじめ、ゲストダンサーにKiyomiさん、Satineさんが加わった。演奏はアラブ楽器を使い、弦楽器・ウードを加藤吉樹さん、太鼓・ダルブッカを永田充さん、タンバリン・レクをサンペーさん、アラビックキーボードを平地正憲さんがそれぞれ奏で、ヴァイオリニストの泰進一さんが加わり、ボーカルをエジプト出身のアブデッラさんが務めた。
香陽さんは「4年目を迎え、たくさんの人から問い合わせをいただけた。今年は、ベリーダンス黄金時代に、1950年代まで存在していた女性芸能集団『アワーレム』の結婚式の舞いをテーマにした。現在のベリーダンスへ通じる時の流れや世界感を感じてもらえたらうれしい」と話す。