「カレー工房あがら」(和歌山市九番丁、TEL 073-481-2529)が和歌山市役所近くにオープンして3カ月がたった。経営は「土風家」(北中島)やカレー製造工場を経営する「AGARA」(野崎)。
店名の「あがら」は和歌山弁で私たちを表す。社長の宮脇正明さんが「社員一人ひとりに『自分』が会社を動かしてる意識を持ってほしい」と名付けたという。店舗面積は10坪。席数は18席。
同店はカレーを製造する自社工場の直営店。「AGARA」は、「カレーショップバラ」(本町)など飲食店を経営する「つくし」(吉田)とカレールーを共同開発した。ルーはレトルト食品のように加圧加熱せず、パッケージに詰めすぐに冷蔵保存する技術で無菌状態を保つという「生カレー」だ。
ランチメニューは、「コクのスパイスカレー」(500円)、「ヤミツキのスパイスカレー」(540円)、「シゲキのスパイスカレー」(580円)で、ハーフアンドハーフ(520円~)もできる。トッピングは「こだわりのトンカツ」(200円)や「ビッグなチキンカツ」(150円)など。夜は、スープカレー(800円)、カレー鍋(2人前=1,600円)、若鶏の唐揚げ(400円)、厚切り牛タン(850円)などのほか、30分飲み放題(400円)などを提供する。
宮脇さんは「和歌山市民にはおなじみの『バラ』と協力して作った和歌山のカレーの味を全国の人に知ってもらいたい。バラが築いてきた約60年の味を大切にしたい」と話す。「夜限定のスープカレーが好評なのでたくさんの人に召し上がっていただきたい。会社員や学生にリーズナブルかつ満足感のあるカレーを提供していきたい」とも。
営業時間は、昼の部=11時~14時、夜の部=17時~21時。月曜(昼の部)・日曜定休。
※「あがら」意味を「私たち」に訂正しました(4月16日 21:00修正)。