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和歌山の古民家ゲストハウス「もらいもん」が3周年 親戚からの贈り物を交流の場に

オーナーの楠部睦美さんと看板犬の「きなこ」

オーナーの楠部睦美さんと看板犬の「きなこ」

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 有田川町の「ゲストハウスもらいもん」(有田川町吉原、TEL 050-3555-1450)が4月20日、3周年を迎えた。

古民家の趣ある室内と縁側

 オーナーの楠部睦美さんが親戚の遺言で譲り受けた古民家だったことから「もらいもん」と名付け、仲間と協力して改修し、2016年にオープンした同施設。

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 楠部さんは有田川町出身の31歳。大学では京都府丹後地方の村おこしなど、地域づくりを学び、愛知県の建築会社勤務を経て2015年、同町にUターンした。帰郷後は「有田川女子会Up Girls(アップガールズ)」の代表も務め、同町のガイドブック「shiyola(シヨラ)」制作を行うなど、地域活動に注力している。

 同施設の宿泊人数は5人で、寝室は和室1室で布団を用意する。キッチン、ダイニング、シャワールームがあり、エアコン、テレビなどを備える。ミカン畑に囲まれた立地を生かし、宿泊客にミカンや野菜の収穫など農業体験の機会を提供する。ペットのイヌも一緒に宿泊可能。

 初めて宿泊したという東京からの女性客は「とても懐かしい雰囲気と温かさに感激した。手作りで盛りだくさんの食事、きれいに清掃された部屋とシャワールームがよかった。オーナーが1人でやっていると聞いて驚いた。ゲストブックでほかの利用客のメッセージを見て納得したが、オーナーの人柄が魅力」と笑顔を見せる。

 楠部さんは「あっという間の3年だったが、ご近所さんや友人、家族の理解と協力があってこその場だなと感じる。お客さまに『来て良かった、また来たい』や『有田川っていい街だね』と感じてもらうことで、いただいたものを少しずつ周囲に返していきたい」と話す。「飲食営業許可も取得したので、今後はイベントスペースとしての利用や、隣の蔵を改装してコミュニティースペースやシェアハウスとして使えるよう、より充実させていきたい」と意気込む。

 宿泊料金は、基本料金(2人まで)=1万2,000円(以降一人追加につき4,000円)。チェックイン=15時~20時、チェックアウト=11時。

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