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和歌山・加太の古民家に「名前のない喫茶室」 週末・祝日限定で営業

店主の中倉安珠沙さん

店主の中倉安珠沙さん

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 加太の淡嶋神社近くにある「オジバ商店きしあさ」(和歌山市加太)内に「名前のない喫茶室」がオープンして3カ月がたった。

自家製プリンとクリームソーダ

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 2016(平成28)年にオープンした古民家シェアショップ「オジバ商店」(同)の姉妹店として、「貴志浅」の屋号で使われた築100年ほどの木造2階建て古民家を改装し3月にオープンした同施設。喫茶室のほか、アウトドア用品店が入居する。席数は、1階2階合わせてテーブル席17席。

 メニューは、コーヒー、紅茶(以上380円)、はちみつレモン(420円)、クリームソーダ(600円)、レモンスカッシュ(620円)自家製プリン(400円)、コーヒーゼリー(450円)など。

 店主の中倉安珠沙さんは、母親が経営するカフェを手伝いながら、カフェ巡りなどをして自分の店を持つ準備をしてきたという。中倉さんは「店名は考え抜いた末に名前を付けないことにした。喫茶店でもカフェでもなく、『喫茶室』がしっくりきた。今は『名前のない喫茶室』と名乗っているが、いつか名前をつけるかもしれない」と話す。

 「自分の店を持つと、メニューから食器まで、本当に自分の好きなものをそろえられることやカウンター越しにお客さんや地元の人と話すことも楽しい。テーブル席を用意したが、畳に直に座ったり、縁側に腰掛けたりして、まるで時間が止まったような空間でゆっくりと過ごしてもらえれば」とも。

 営業日は土曜・日曜・祝日。営業時間は11時30分~17時。

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