新しい美術館の愛称募集が現在、「有田川町地域交流センター(ALEC)」(有田川町下津野、TEL 0737-52-4730)ほか2施設で行われている。
「絵本のまち」としてまちづくりに力を入れる有田川町は、絵本の原画を収蔵する「えほんのびじゅつかん(仮称)」をALEC敷地内に建設している。同館は、有田鉄道線路跡の「ポッポみち」の愛称で呼ばれる歩道・自転車道沿いに位置することから、駅舎を模した外観にし、絵本の読み聞かせやイベントなどに活用する。
2月には同館の愛称募集が始まり、同センター、金屋図書館(金屋)、しみず図書室(清水)に応募箱が設置された。採用した名称の提案者には、3月28日のオープニングセレモニーで記念品を贈呈する。
司書の杉本和子さんは「『絵本のまち有田川よみきかせ隊』の活動拠点を作りたかった。館内には藤並駅の『ちいさな駅美術館』と同じぐらいのスペースで、絵本原画を展示する。藤並駅につながる『ポッポみち』沿いには、有田川町を訪れた絵本作家によるペイントが点在し、本を借りられる『まちかど絵本館』なども設置している。新しい美術館が、ポッポみちの新しい『駅』になれれば」と期待を寄せる。
募集は3月1日まで。