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和歌山・海南で「ひなめぐり」最終章 1000体の人形が改札前でお出迎え

海南駅構内の「千体雛」を眺める通行人たち

海南駅構内の「千体雛」を眺める通行人たち

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 海南駅周辺など海南市内各所で現在、「紀州海南ひなめぐり」が開催されている。

体操競技をする人形

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 紀州漆器の産地として知られる同市の産業と文化の発展を目的に2011(平成23)年に始まり、今年で10回目。JR海南駅構内に1000体のひな壇を設置するほか、商店街や黒江ぬりもの館(黒江)、温山荘(船尾)など、海南市内134カ所に約2000体の人形を展示する。

 JR海南駅構内では、足を止め、写真撮影する人の姿が見られた。商店街「駅前一番街」では、眼鏡店のショーウインドーに眼鏡をかけた人形を展示するなど店ごとに工夫を凝らす。今年は東京オリンピックをテーマに、カヌーや体操、ウエートリフティングなどさまざまな競技をする人形もあり、訪れた人々を楽しませている。

 実行委員会の東美智さんは「毎年、その年を象徴するものをイメージして飾り付けている。オリンピックはモチーフが多く、飾り付けも盛り上がった。地元の文化として、海南市は菓子発祥の地なので『千体雛』には菓子を持たせた」と話す。「10年という節目で、イベントも見直そうと今回をいったん最終章とした。『ぜひ続けてほしい』『毎年楽しみにしている』などたくさんの声を頂いた。人形を見ながら街歩きを楽しんで」とも。

 開催時間は10時~16時。3月15日まで。

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