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和歌山・紀の川市でモモが開花 桜と同時期に

7分咲きのモモの花(3月29日撮影)

7分咲きのモモの花(3月29日撮影)

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 紀の川市桃山町で、桃の花が見頃を迎えている。

「桃源郷」の桃畑

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 同市は県内一のモモの栽培面積を誇る。「ひと目十万本」といわれる紀の川左岸の「桃源郷」(桃山町)では「あら川の桃」として、「日川白鳳」や「清水白桃」、「川中島白桃」などを栽培している。

 和歌山地方気象台の発表によるとモモの開花は3月21日。平年の開花日は3月27日。例年、開花する4月初旬と、収穫時期の6月から8月ごろは、花見客や果実購入客が県内外から訪れる。

 モモ農家の孝夫正司さんは「今年の開花は例年より7日から10日ほど早い。4月5日ごろまで咲いているだろう。花見客が最も多かったころは、朝から場所取りが必要なほど大勢訪れたが、温暖化の影響か、桃と桜の開花が同時期になり、桃源郷に花見客が集中することは無くなった。桃畑は一面に広がっているが、高齢化や台風の影響で、木の本数を減らした農家は多い」と話す。「この時期、農家はつぼみを間引く作業や花粉をとる作業が忙しくなるが、ゆっくり眺めていってほしい」と笑顔を見せる。

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