梅酒やしょうゆ作りなどを、オンラインで学べる料理キット「わかやまゼミナール」の販売が6月2日、始まった。販売元は「中田鶏肉店」(御坊市名屋1、TEL 0738-20-5067)。
わかやまゼミナールで講師を務める5人(左から中田さん、山中さん、宮本さん、新谷さん、新古さん)
同キットは、食の専門家の解説動画を見ながら、料理の知識やノウハウを学び、実際に調理できる食材セット。中田鶏肉店の中田直希専務と「丸新本家」(湯浅町)の新古敏朗社長らが、外出できない人のため今できることを模索して企画したという。しょうゆ・みそ・梅酒の仕込みやフルーツカッティング、焼き鳥串打ちの5種類のキットを販売する。講師は和歌山県内の事業者が務める。
フルーツカッティングの講師の新谷睦子さんは、講師歴9年ながらオンライン講座は初めて。撮影機材をそろえ、編集し、動画サイトに料理動画をアップするまでになったという。新谷さんは「今回の取り組みで、オンラインの大きな可能性を感じた。日本全国の家庭で和歌山の食を楽しんでほしい」と話す。
中田さんは「料理キットはリピーターも多い。今後は希望者を募りSNSでグループを作って、オンラインで購入者と一緒に調理をしたり、質問に答えたりしたい。しょうゆ部、焼き鳥部と、部活動のように、より深く長く楽しんでもらいたい」と話す。「和歌山は食の宝庫。講座をさらに充実させるため、講師も募集している」とも。
価格は2,500円(送料込み)~。中田鶏肉店のオンラインショップで販売する。