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和歌山・白浜の飲食店10店が名物メニュー詰め合わせギフト開発 全国に向け販売へ

名物メニュー詰め合わせギフト開発に挑戦する白浜町飲食店10店の店主ら

名物メニュー詰め合わせギフト開発に挑戦する白浜町飲食店10店の店主ら

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 白浜町の飲食店10店が現在、各店の名物料理詰め合わせたギフト商品の開発を行っている。

詰め合わせ予定の白浜町の飲食店の名物料理

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 同町は年間300万人以上が訪れる県内有数の観光地。白浜温泉旅館組合によると、新型コロナウイルス感染症拡大により3月の宿泊者数は前年比33.8%の3万4693人という。

 観光客の減少により飲食店の客入りも減少。同町でトルコ料理店「紬カフェ」を経営する本田景士さんは「新型コロナウイルス感染症の影響で体感では観光客は8割ほど減少した。最近では感染防止策に追われる毎日。家族のことを思い休業する仲間も増えてきた」と話す。

 本田さんをはじめ同町の若手飲食店主らは4月9日から、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE(キャンプファイヤー)」で、各店の名物料理を冷凍真空パックにし、詰め合わせたギフトを作ろうと支援を呼び掛けている。始めた当初は5店の参加だったが、17日から新たに5店が参加し、現在は10店でギフト開発を行う。集まった支援金は、食材の購入や地元企業へ依頼するパッケージデザイン料などに充てるという。

 本田さんは「苦しい時ではあるが、できることはたくさんある。飲食店も新しい販売形態へ変化していく時」と話す。「支援者からは『観光に行けるようになったら、全店舗を巡る』『知り合いにも勧める』など応援のメッセージをいただいた。リターンで送る詰め合わせギフトには各店主の好きな場所や白浜の写真も同封する。コロナが収まった時にさまざまな観光地の中から白浜町を選んでもらえるよう、全国にファンを増やしていきたい」と意気込む。

 クラウドファンディング募集は5月31日まで。

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