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和歌山・アドベンチャーワールドでキングペンギンの人工授精成功 近畿大学と共同研究

親鳥に寄り添うひな(中央左)

親鳥に寄り添うひな(中央左)

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 アドベンチャーワールド(西牟婁郡白浜町堅田、TEL 0570-06-4481)と近畿大学生物理工学部(紀の川市西三谷)、同大学先端技術総合研究所(海南市南赤坂)が3月2日、キングペンギンの人工授精成功を発表した。

母親と育ての父親と過ごすひな(2月25日撮影)

 キングペンギンの人工授精は、2019(平成31)年4月発表の「鴨川シーワールド」(千葉県鴨川市)に続き国内2例目。1月31日に生まれたひなをDNA鑑定し、精子を提供した雄が父だと判明した。

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 アドベンチャーワールドと近畿大学は2017(平成29)年に展示・希少動物の繁栄のための共同研究をはじめとする産学連携の協定を締結。同大学先端技術総合研究所のアドバイスの下、高齢化が進むキングペンギンの人工授精を試みていた。今回は凍結保存していない新鮮な精子を用いた人工授精だったが、今後は開発したキングペンギン専用の保存液を使った凍結保存精子での人工授精成功を目指すという。

 ひなはメスで出生時の体重は207.2グラム。3月16日現在、4250グラムまで成長した。現在は母親と育ての父親と共に「ペンギン王国」で過ごしている。

 飼育スタッフの榎本真史さんは「受精適期が解明されていないため、どのタイミングで卵子に精子を入れればよいのかが正確には分からず、入れ方も難しいので苦労した。園内には8種類のペンギンがいるので、さらに人工授精の技術を確立し、他種でもこの技術を活用していきたい」と意気込む。

 現在、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため臨時休園。

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