「休暇村紀州加太」(和歌山市深山)のオートキャンプ場で現在、飛び交うホタルが観光客の目を楽しませている。
キャンプ場の横を流れる阿振川(あぶりがわ)周辺にはゲンジボタルとヒメボタルが生息。同施設では毎年、宿泊客を対象にホタル観賞ツアーを行っている。今年は梅雨入りが早かったこともあり、例年より約1週間早くホタルが出現したという。
同施設の宮崎智哉さんは「市街地から車で20分ほどでホタルが見られるのは珍しい。昨年は台風が直撃せず、川の増水や土砂崩れがなかったからか、今年はたくさんのホタルが飛んでいる。新型コロナウイルスの影響からキャンプ場が好評で利用者が増えていることもあり、いっそう喜んでもらえている。キャンプ場の駐車場ゲートは22時まで開いているので、一般の人も見に来てもらえれば」と話す。
キャンプ場に宿泊したフリーアナウンサーの宇和千夏さんは「和歌山市の中心部から近い場所に、こんなにくさんのホタルがいることに驚いた。テントの中にホタルが入ってきたのが幻想的で、感動した」と笑顔を見せた。