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和歌山の「休暇村 紀州加太」がリニューアル 全室オーシャンビュー、温泉導入も

紀淡海峡が一望できる展望露天風呂

紀淡海峡が一望できる展望露天風呂

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 今年1月から施設のリニューアル工事を行っていた瀬戸内海国立公園「休暇村 紀州加太」(和歌山市深山、TEL 073-459-0321)が6月10日、プレオープンを迎える。

調理風景を目の前で見ることができるライブキッチン

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 瀬戸内海国立公園は、1934(昭和9)年に指定された国内でも最も古い公園の一つ。数回にわたって区域の指定が拡張され、現在は東は大阪府から西は大分県まで、1府10県にまたがる日本で最も広い国立公園だ。

 休暇村は全国の国立公園や国定公園にあるリゾートホテル。1961(昭和36)年以降、景色や環境の良い立地で滞在型のバカンスを楽しめる宿として各所に建てられた。「休暇村 紀州加太」は1963(昭和38)年5月24日、全国で5番目の休暇村として開業。年間の利用客数は約5万人。

 今回のリニューアルのテーマは、和の伝統と洗練された現代の装飾美が融合した「Japanese Modern~ときめき~」。総工費は約20億円。既存の建物を全面改装した「みやま館」と新設した「さくら館」の客室は全室オーシャンビューで、和歌山と淡路島に挟まれた紀淡海峡が眼下に広がる。

 新館増設で客室は63室から72室に増室。これまではすべてが和室だったが、今回のリニューアルで31室が和洋室に改装され、洋室と合わせて33室にベッドが導入された。「さくら館」は階ごとにテイストを統一。さくら(4階)、うめ(3階)、紀州てまり(2階)をテーマに内装をデザインした。

 男女入れ替え制の大浴場は、紀淡海峡をイメージした「紀淡」と和歌山城の天守閣をイメージした「天守」の2種類で、それぞれの内湯には「美肌の湯」といわれる加太淡嶋温泉を導入した。屋外には、展望露天風呂やマイクロバブルのシルキー風呂などがある。日帰り入浴も可能。

 レストランでは、地元の魚介を中心とした四季折々の会席料理を用意する。朝食は一人ずつの「朝懐石」ほか、目の前で料理人が調理する「ライブキッチン」を採用し、できたての料理を提供する。

 支配人の関谷剛さんは「今回のリニューアルで、これまでお客さまから要望の多かったベッドのある部屋や温泉を提供できるようになった。これまで以上に快適に過ごしてもらいたい」と話す。「館内はどこから見ても、紀淡海峡が一望できる。青空もきれいだが、夕日もまた格別。和歌山市内や大阪から近い立地ながらも非日常の絶景が味わえる。ぜひ足を運んでほしい」とも。

 チェックイン=15時、チェックアウト=10時。日帰り入浴は12時~15時50分(15時最終入場)、大人=1,200円、小人=600円。7月1日グランドオープン。

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