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和歌山の玉津島神社・鹽竈神社が御朱印のデザイン一新 祭神をモチーフに

切り絵を下の円形の和柄に合わせると衣通姫の姿になる

切り絵を下の円形の和柄に合わせると衣通姫の姿になる

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 和歌浦の玉津島神社(和歌浦中)と鹽竈(しおがま)神社(同)が4月から、新たな御朱印を授与している。

玉津島神社と御朱印3種と鹽竈神社の御朱印

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 玉津島神社は、「稚日女尊(わかひるめのみこと)」、神功(じんぐう)皇后こと「息長足姫尊(おきながたらしひめのみこと)」、和歌の神「衣通姫尊(そとおりひめのみこと)」の女性神3柱を祭る。特に衣通姫尊は、衣を通しても光り輝くほど麗しく、非常に秀麗で和歌に長(た)けていたことから、勉学や芸能を司る女神とされる。

 同神社は、住吉大社(大阪)、柿本神社(明石)と共に「和歌三神」として広く信仰を集めてきたことから、新たな御朱印は衣通姫尊をモチーフに、絵柄と切り絵の2種を作成した。若竹色と桜色で、衣通姫尊のたおやかで優しいイメージを大切にしたという。切り絵は絵柄に合わせると衣通姫尊の姿が現れる。女性だけでなく、男性にも人気が高いという。

 鹽竈神社の祭神、鹽槌翁尊(しおづちおじのみこと)は、海の潮流を司り人間の出生を守護する言い伝えから、安産や子授けの神とされている。新たな御朱印では、鹽槌翁尊の姿と共に太陽、月、地球を表す円を描く。

 同神社の権禰宜(ごんねぎ)の遠北(あちきた)喜美代さんは「御朱印には、神徳を分けていただく意味がある。参拝者への感謝と神様への畏敬の念を込めて授与している。ゆくゆくは災厄を払う稚日女尊や武勇に優れた息長足姫尊の御朱印も作成し、3柱の女神をそろえたい」と話す。

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