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和歌山バスの9停留所名、改称に 「車庫前」「公園前」など姿消す

「公園前」から「和歌山城前」に改称したバス停

「公園前」から「和歌山城前」に改称したバス停

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 和歌山市と海南市を走る和歌山バス(和歌山市和歌浦西1)の停留所9カ所が6月23日、改称になった。

「車庫前」から「高松北」に改称したバス停

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 同社はダイヤ改正と合わせ、停留所名の改称を発表。改称した停留所は9カ所で、主な停留所では、「公園前」が「和歌山城前」に、「車庫前」が「高松北」に、それぞれ名前を変えた。

 残る7カ所は、「アパート前」を「松ヶ丘」に、「市民会館前」を「湊本町三丁目」に、「住金海南正門前」を「船尾西」に、「発電所前」を「琴の浦水門」、「わかやま館前」を「マリーナ口」に、それぞれ改称。「小人町」は読みが「こびとちょう」から「こびとまち」に、「北島」は、88系統が停車する標柱のみ「北島橋」とした。

 同時に行ったダイヤ改正では、「0系統 南海和歌山市駅~JR和歌山駅間」の最終便を21時47分に繰り下げ、「25系統 JR和歌山駅~和歌浦口」の減便、所要時間の見直しが行われた。

 改称で姿を消した「車庫前」の名称は、1971(昭和46)年に廃線になった路面電車「和歌山軌道線(通称=市電)」の車庫に由来。廃線後も50年にわたり停留所名として使われてきた。停留所付近が和歌山ラーメン発祥の地ともされ、現在もラーメンの味わいを表すのに「車庫前系」と呼んで使われている。現在、車内アナウンスでは「高松北」と合わせ、「車庫前」と紹介する。

 同社の池邉祐樹さんは「利用者や自治体からも変更を望む声があり、すでに建物がなくなっているなど、実態にそぐわない名称を変更した。わかりやすい名称になったので、県外などの利用客も快適に利用してもらえれば」と話す。

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