和歌山市駅近くにアトリエを兼ねた生花店「officeiori ~atelier~(オフィスイオリアトリエ)」(和歌山市湊紺屋町2)がオープンして3カ月がたった。
店主の北村依央理さんは市内出身。幼少から19歳まで知人宅の庭造りを手伝い、植物に親しんだ。結婚式場でフラワーコーディネーターを務め、2019年に独立。飲食店などへの配達を行う店舗を持たない花店として開業し、2021年4月に実店舗を構えた。
店内には、季節の花をそろえる。これまでは客と話す機会が少なかったことから、来店者と交流を持てるようソファを設置。その周りにドライフラワーを飾り、来店者にフォトブースとしても利用してもらっているという。
生花は、1本=350円~、花束・アレンジメント=各3,000円~。オーダーメードのドライフラワーは、1本=300円~、花束・アレンジメント=各3,000円~など。
北村さんは「今までは会いに行く花屋だったが、お客さまに会いに来てもらう居場所を作りたかった。注文してくれた人や渡す相手の雰囲気を見ながら、インスピレーションを大切に花束やアレンジメントを作っている。『人生の物語を作る花屋』をコンセプトに、祝い事だけでなく、日常の一場面に花を通して寄り添いたい」と話す。
※「Belle bois Flowers(ベルボワフラワーズ)」(和歌山市屋形町)への生花販売は移行に伴い、営業時間を削除しました(2023年12月7日23:00)。