和歌山企業eスポーツ対抗戦が9月23日、オンラインで開催された。主催は一般社団法人和歌山eスポーツ連合(和歌山市楠本)。
県内の企業や自治体など13チームが、車を操作してサッカーするゲーム「ロケットリーグ」で行った対抗戦。各チーム2人ずつエントリーし、1試合5分で得点を競った。試合前には各チームの会社紹介や業務内容、意気込みをPRする時間も用意。競技の様子はユーチューブで配信した。優勝は和歌山コンピュータビジネス専門学校。
和歌山eスポーツ連合会長の谷本翔太さんは「eスポーツは年齢や性別、身体的な差を気にせず取り組めるユニバーサルスポーツとして注目されている。コロナ禍で人と会うのが難しいが、オンラインでゲームを楽しみながらコミュニケーションができることもeスポーツの魅力」と話す。「今大会のポイントは、県内の企業や団体に絞ってチームを募ったところ。全国の企業が東京などの大会で集まることはあるが、和歌山県内の企業対抗の大会は珍しい。今後も企業を巻き込んで和歌山を盛り上げたい」とも。
大会に参加した「竹千代」(海南市日方)の谷正義社長は「ゲームを通じて社内外の人と交流できてよかった。どのチームも応援したくなるほど試合が白熱し、ゲームをするのも見るのも楽しかった。自宅から参加したので子どもたちも興味を持って応援してくれた」と話す。
和歌山コンピュータビジネス専門学校の平岩克己さんは「1カ月前から練習を重ねた。最初は難しく感じたが、練習するとできるようになっていくのが楽しかった。仕事もゲームも失敗することはあるが、次に向けて反省したり励まし合ったりできるのがチーム戦の良さ。仕事のチームワークにも生かせると感じた」と話す。