和歌山・有田川町の「鷲ヶ峰(わしがみね)コスモスパーク」(有田川町長谷、TEL 0737-52-8562)で現在、開花の見頃を迎えたコスモスが来園者の目を楽しませている。
雑木の伐採により見晴らしのよくなった風景の比較画像(有田川町提供)
同園は1985(昭和60)年、旧吉備町が同年に決定した町の花「コスモス」を標高586.2メートルの鷲ヶ峰山頂に咲かせようと整備した観光農園。10センチほどの大きな花を付ける種「センセーション」を中心に約100万本のコスモスを栽培し、開花シーズンには約2万人が訪れる。敷地面積は約1ヘクタール。
展望地としても知られ、町内の田園風景や天候の良い日には遠く淡路島や四国までも見渡すことができるほか、夜景も楽しめる。
同町商工観光課の栗栖悠起さんは「7部咲きで今週末から来週末にかけて見頃。開花時期からすると12日・13日ごろが満開。今年は眺めを遮っていた雑木を刈り、いっそう眺めがよくなった」と話す。「ちょうど生石高原のススキも見頃を迎えているので、合わせて楽しんでほしい」とも。