第1回「華岡青洲学習会&検定」が1月15日から、道の駅「青洲の里」(紀の川市西野山)で開催される。主催は一般財団法人青洲の里。
青洲が開いた住居兼病院・医学塾の「春林軒(しゅんりんけん)」
華岡青洲は1760(宝暦10)年、那賀郡那賀町(当時)生まれの医師。麻酔薬「通仙散(つうせんさん)」を開発し、世界で初めて全身麻酔による乳がん摘出手術に成功した。同法人は、華岡青洲の語り部を育てることを目的に学習会と検定を開催する。
学習会は、青洲の研究家で那賀地区公民館上名手分館長の谷脇誠さんを講師に、4回開催。学習会2回以上受講で検定が受験でき、結果に応じて1級~3級に認定する。その後は同駅のイベントなどで語り部として活動する。
駅長の神徳政幸さんは「華岡青洲は医師としてよく知られるが、ため池を作るために私財を投じるなど郷土愛の強い人だった。社会に尽くす青洲のことを知ってもらいたい。県外で、地元の偉人として話題にしてもらえるよう、郷土愛を醸成できれば。ぜひ若い人にも参加してもらいたい」と話す。
学習会は、1月15日・22日・29日、2月5日(以上、10時~11時30分)。事前申込制。受講には「華岡青洲検定テキスト」(2,500円)が必要。検定は2月12日10時~11時。小中高生=1,000円、一般=2,000円。