和歌山県立田辺工業高校（田辺市あけぼの）の生徒が2月12・13日、朝来公民館で「R2-D2」のオブジェを展示する。

田辺工業高校の成都が製作したオブジェ「R2-D2」

　R2-D2は映画「スター・ウォーズ」シリーズに登場するロボット。同作に登場する等身大サイズのオブジェを機械科3年の生徒らが製作し、昨年11月11日の文化祭で披露した。

　同校ではこれまで、2016（平成28）年にマンガ「パトレイバー」のロボット「イングラム」、2017（平成29）年に映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズに登場する自動車「デロリアン」、2020年にゲーム「ポケットモンスター」シリーズに登場するアイテム「モンスターボール」などのオブジェを製作。校内行事のほか、校外展示も行い話題を集めてきた。

　R2-D2オブジェは鉄製で、高さ約109センチ、重さ約80キロ。キャスター付きで押して移動でき、LEDライトで3カ所が光る。各パーツは完成予定の大きさに拡大した型紙を基に作り、鉄板を切断して部品を一つ一つ加工。仕上げに成型・溶接を行い、組み上げたという。

　作成指導を行った高井正人教諭は「コロナ禍で、文化祭は保護者や一般来場者なしで開催した。例年なら大規模なイベントで展示し、たくさんの人に見てもらったが、イベントが中止になり、お披露目する機会がなかった。R2-D2は、本校に展示するデロリアンよりも知名度が高いことが製作のきっかけになった。デロリアンと比べれば小さく、製作期間も短いが120パーセントの出来」と笑顔を見せる。

　開催時間は12日＝9時～17時、13日＝9時～15時。

　※開催日と開催時間を追記いたしました。（2022年1月20日18時追記）