パネル展「有田川町 懐かしの小学校展」が3月8日、有田川町地域交流センターALEC(有田川町下津野、TEL 0737-52-4730)で始まった。
小学校の机やランドセルを配置した「有田川町 懐かしの小学校展」展示会場
同地域には、昭和の人口増加に伴い37の小学校があったが、現在は統廃合し、8校になった。同展は、地域と小学校のこれからの向き合い方を考えるきっかけ作りを目的に初開催する。
同町出身で県内の全小学校を調べ、撮影した松原みつおさんが写真を提供した。会場には37校舎の写真約150枚や旧校舎の模型、昭和の教科書、ランドセルなどを展示する。そのほか、小学校の位置を示したマップや各校の変遷を紹介するパネルなどを設置する。
20日は、教育評論家の「尾木ママ」こと尾木直樹さんを招き、講演会「子どもも大人も居心地の良い学校・家庭・地域社会を目指して」を行う。観覧には同センターで販売するチケット(1,000円)が必要
同町社会教育課の高垣信吾さんは「小学校跡地に緑が生い茂り、山に返ってしまった風景などを見てとても驚いた。有田川町出身の人は母校の写真があるはずなので、ぜひ見てほしい」と話す。「第2回の開催も見据え、小学校の写真を募集したところ、たくさんの人から写真や物品の提供や相談があった。手持ちの写真などあれば窓口に声を掛けてほしい。世代を超え、さまざま人に地域と小学校の在り方を考え、話すきっかけにしてほしい」とも。
開館時間は平日=10時~19時、土曜・日曜・祝日=10時~17時。入場無料。月曜休館。3月28日まで。