古本店「陽気にゆこう」（和歌山市吉田）がJR和歌山駅近くにオープンして3カ月がたった。

JR和歌山駅近くにオープンした古本店「陽気にゆこう」

　約7坪の店舗に、店主・阪口豊彦さんのコレクションを中心に、文庫、新書、児童書など約2000冊を取りそろえる。店名は、フォークシンガー・高石ともやさんの曲名にちなむ。往年のファン・阪口さんが本人から許可を得て付けたという。書籍販売のほか、店内にカウンター席3席、テーブル席3席を設け、阪口さんがハンドドリップするホットコーヒー（400円）を提供する。

　阪口さんは「古本屋巡りが好きで、本を探すのも好きだったが、店主と話すのも好きだった。定年退職後、第二の人生について考えて、何人もの知人から『古本屋をやってみたら？』と勧めてもらい、店を立ち上げた。古本屋ならではの、意外な本との出合いも楽しんでほしい」と話す。「学生や独居老人など、地域の集いの場になればうれしい。今はまだコーヒーだけだがゆくゆくはカフェ営業にも注力していきたい」と意気込む。

　営業時間は11時～18時30分。火曜定休。