「健康」をテーマにした朝市「北ぶら はじめ食堂」が4月5日、北ぶらくり丁商店街で開催された。主催は同商店街振興組合とVIVA（ビバ）。

和歌山産「キヌヒカリ」など地元食材を使ったかゆ定食

　「1日のはじめを北ぶらくり丁商店街から始めましょう」を合言葉に7時から始まった同イベント。商店街の定休日のアーケード下通路中央に机と椅子を用意し、朝食を提供する店や野菜・卵販売店など8店が出店する「朝ごはんマルシェ」を開いた。

　イベントの企画・運営は、2021年10月から全5回開催した和歌山市主催のまちづくり共創実践プログラム「チャッカソン」参加者のグループ「ビバ」のメンバーが中心となり行った。

　当日7時の気温は6.6度。かゆやコーヒーなどの温かい朝食に出勤前の会社員らが舌鼓を打った。8時45分からはインストラクターの指導で健康体操を開催。同メンバーの招待を受け、訪れた尾花正啓和歌山市長が視察し、市民らとかゆ定食を食べた。

　同商店街振興組合の桑島秀樹理事長は「若い世代が面白い提案をしてくれた。朝のイベントは初めての試み。今後が楽しみ」と話す。

　ビバの岩崎七虹（ななこ）さんは「朝の時間の活用と健康をテーマにした。かゆは和歌山産キヌヒカリなど、地元食材を中心にしている。出店者も募集している」と呼びかける。

　参加者からは「日ごろは朝食を食べないので新鮮な体験だった」「旅館の朝食みたいでよかった」などの声が聞かれた。

　毎月第1火曜開催。次回は5月3日7時～10時を予定する。