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熊野古道の近露にコンテナ型宿泊施設 高原に続く2拠点目

「SEN.RETREAT CHIKATSUYU」を紹介する大崎さん

「SEN.RETREAT CHIKATSUYU」を紹介する大崎さん

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 宿泊施設「SEN.RETREAT CHIKATSUYU(セン・リトリート・チカツユ)」(田辺市中辺路町近露)が田辺市中辺路町にオープンして1カ月がたった。運営は日本ユニスト(大阪市)。

宿泊者が利用できるピザ窯

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 熊野古道の主要な参詣道の一つ「中辺路ルート」沿いの高原、近露、渡瀬、小口に4カ所の宿泊施設を開設する計画を進めている同社。同施設は、昨年10月にオープンした「SEN.RETREAT TAKAHARA(セン・リトリート・タカハラ)」(高原)に続く2拠点目。1棟当たり1客室を備える7棟のコンテナハウスでの宿泊を提供する。

 コンテナハウスにはルーフトップテラスかプライベートガーデンを備える。定員と棟数(宿泊料金例)は、ルーフトップテラス付き2人用が2棟(素泊まり・1人=8,000円)、同4人用が1棟(1泊2食付き・2人=3万9,000円)、プライベートガーデン付きでペット同伴対応のコンテナ6人用が2棟(1泊2食付き・2人=4万8,000円)など。プライベートガーデン付きは4人用も2棟ある。ピザ窯と燻製(くんせい)窯、たき火台を囲む円形ベンチ、展望台は、宿泊客共用。スタッフは常駐せず無人で運営する。

 夕食は各コンテナのプライベートガーデンまたはルーフトップテラスで楽しめる。県産のブランド牛「紀州和華牛」のバーベキュー、チーズフォンデュ、アヒージョなどを提供する。

 朝食には、ベーコンやチーズなどの具材を挟んだホットサンド、近隣の自家焙煎(ばいせん)コーヒー店「CABELO(カベロ)」の有機栽培コーヒーを用意する。

 ドリンクは、みかんジュースや梅サイダー、クラフトビールなどを提供する。

 SEN事業部課長の大崎庸平さんは「中辺路ルートは、外国人などのトレッキング客が多いが宿が少ないのが難点。ぜひトレッキングの拠点にしてもらえれば」と話す。「コンテナハウスは1棟ずつ独立しているため、ファミリーやグループも利用しやすい。地元産の食事や自然の中での体験を通して、わくわくしながらもホッと一息つける宿泊体験を提供したい」とも。

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