見る・遊ぶ

有田川町に一棟貸しの宿 築110年の蔵を再生、ミカン収穫や茶摘み体験も

オーナーの楠部睦美さん

オーナーの楠部睦美さん

  • 86

  •  

 一棟貸し宿「日日(にちにち)」(有田川町吉原、TEL 050-3555-1450)が9月23日、有田川町立石垣公民館近くにオープンした。

「日日」内観

[広告]

 同施設は、オーナーの楠部睦美さんが運営するゲストハウス「もらいもん」に隣接する築110年以上のミカン蔵を改修した一棟貸しの宿。1階はキッチン、ダイニング、テラスを備え、2階はベッドルーム、離れに風呂がある。プロジェクター、スクリーン、スピーカー、無線LANを備え、ワーケーション需要に応える。そのほか、ミカン畑や緑に囲まれた立地を生かし、宿泊客にミカンの収穫や早ずし作り、茶摘み体験などを提供する。

 家具は「丸十家具」(天満)にプロデュースを依頼。楠部さんは「質の良い家具で心地いい空間に仕上がった」と話す。

 楠部さんは大学から県外で過ごし、2015(平成27)年に同町へUターン。ゲストハウス経営のほか、同町のガイドブック「shiyola(シヨラ)」製作や新たな土産物作りなど、地域活動に力を入れる。

 楠部さんは「もともと蔵だったので、窓を作り、水道を引き、電気の配線も必要だった。約6カ月かけ、土壁など蔵の良さを残しつつ、吹き抜けのあるモダンな空間に仕上がった。昼間はミカン畑を眺めながら、夜は星空を眺め、まずは1泊、できれば2泊以上、ゆっくり暮らすように宿泊してほしい」と呼びかける。

 宿泊基本料金(5人まで)は2万9,700円。チェックインは15時~20時、チェックアウトは11時。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース