読書推進フォーラム「『ちょっと本でも読んでみようかな』のために」が1月29日、和歌山県民文化会館(和歌山市小松原通1)で開かれる。主催は和歌山県教育委員会。
読書の楽しさを伝え、読書について考える読書推進フォーラムは2022年2月に和歌山市で初開催。県南部での開催を望む声に応え、2022年9月には「だから読書はおもしろい 読書を通して育む『ことば』の力」をテーマに「丹鶴ホール」(新宮市)で開いた。
今回は「本との出合い」をキーワードに、言語学者で山梨県立図書館長の金田一秀穂さんが「本は優しい」と題した講演を行う。続いて、「本に手を伸ばしたくなるしかけ」をテーマに、書店「本屋プラグ」(和歌山市万町)の嶋田詔太さんが事例報告。絵本作家のすけのあずささん、隅田中学校区共育コミュニティコーディネーターの土田淳子さんも加わり、座談会を開く。
県生涯学習課の吉水英章さんは「本を取り扱う人、本を作る人、本を通じて人と人をつなげる人に集まってもらう。本との出合いをきっかけに人との交流が生まれ、地域住民の学びにつながる」と話す。「読書で言葉を知れば、コミュニケーションが円滑になり、豊かな生活につながる。本の魅力に触れて書店や図書館に足を運ぶきっかけになれば」とも。
開催時間は13時30分~16時30分。参加無料。事前申し込みが必要。締め切りは今月25日。