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和歌山で木川剛志監督映画「Yokosuka1953」劇場公開へ

映画ポスターを手に来場を呼びかける木川剛志監督

映画ポスターを手に来場を呼びかける木川剛志監督

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 和歌山大学観光学部教授の木川剛志さんが監督を務めた映画「Yokosuka1953」が2月3日、「ジストシネマ和歌山」(和歌山市松江向鵜ノ島)で公開される。

バーバラ・マウントキャッスルさん(左)と木川剛志監督

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 同作は、木川さん自らが、アメリカ在住の女性の母を日本で探すドキュメンタリー。2020年から国内外のさまざまな映画祭に出品。2020年8月イタリアの「ヴェスヴィオ国際映画祭」で最優秀ドキュメンタリー脚本賞を受賞。続いて2021年には東京ドキュメンタリー映画祭長編部門でグランプリを受賞した。

 2018(平成30)年8月、木川さんは面識のないアメリカ人から「木川洋子という女性を知りませんか?」とのSNSメッセージを受けとる。木川洋子さんは、戦後混乱期の横須賀で外国人男性と日本人女性との間に生まれ、5歳で国際養子縁組し、渡米したバーバラ・マウントキャッスルさんだと分かる。メッセージをきっかけに木川さんは、バーバラさん縁の地でインタビューや文献調査を行い、バーバラさんの母・信子さんが東京都八王子市で最期を迎えたことを突き止め、八王子へ向かう。ナレーションは俳優の津田寛治さん。

 昨年11月から「新宿 K’s cinema(ケイズシネマ)」(東京都新宿区)を皮切りに、福井県や大分県、埼玉県などで公開。和歌山は5都市目。4日は、木川さんと津田さんが舞台あいさつを行う(9時50分の回上映後)。

 木川さんは「洋子さんの場合は横須賀だったが、『混血児』の問題は全国どこにでもある。米軍基地がない地域では一時的なことで忘れられた歴史だが、戦争がもたらした事実の一つとして確かにある」と話す。「ドキュメンタリーは当事者の心を理解する一つのきっかけになる。洋子さんの人生を共有し、戦争を経験した人の心を受け止め一緒に考える時間を持てれば」とも。

 2月16日まで。

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