まきを使った料理店「薪(まき)焼き OKIBI(オキビ)」(和歌山市東鍛冶屋町、TEL 073-403-6441)が、和歌山市立伏虎義務教育学校近くにオープンして1カ月がたった。
まきを燃焼させ、温度が安定し高温になったおき火を入れる特注グリルで、肉や魚、野菜などを焼き上げるまき焼き料理を主力メニューに提供する同店。まきは、ナラやカシなどの県産広葉樹を中心に使用する。店主の前川圭吾さんによると、まき焼きは素材のうま味が逃げにくく、柔らかく仕上がるため、魚や野菜、赤身肉などの調理に向いているという。店舗面積は約17坪。席数はカウンター7席、テーブル20席の計27席。
店主の前川圭吾さんは和歌山市出身。2011(平成23)年から工業系企業に勤務し、飲食業界に興味を持ち、転職した。カフェバー「サウスウエストカフェ」(吉田)で3年ほど修業し、2015(平成27)年からバー&グリル「ストウブキッチャンオルモ」(坊主丁)で店長を務め、独立した。
まき焼きメニューは「肉厚しいたけの薪火焼き」、カキのアヒージョ風(以上1,078円)、「薪焼きロールキャベツ」(2個入り=1,298円)、熊野黒牛のステーキ(ランプ、イチボ=各3,168円)、国産牛赤身肉のグリル(3,680円)など。そのほか前菜盛り合わせ(1,848円~)、「薪焼き野菜のサラダ」(1,408円)、「薪焼きチキンのトマト煮」(1,738円)、「おにくのガーリックライス」(2,068円)など。ドリンクメニューはビール(600円)、OKIBIオリジナルサワー(880円)、グラスワイン(赤・白=580円~)など。
前川さんは「和歌山にはないスタイルの店に挑戦したかった。まき焼きによる素材のうま味とまきの香りを楽しんでほしい」と話す。「和歌山の野菜は特においしいので、もっとメニューを増やしていきたい。素材を生かした調理方法で和歌山の食をたくさんの人に楽しんでもらえれば」とも。
営業時間は17時~24時。月曜定休。