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和歌山産南高梅を使った「まっこい梅酒」がリニューアル 新技術で味わい強化

和歌山県産完熟南高梅を使った「まっこい梅酒」

和歌山県産完熟南高梅を使った「まっこい梅酒」

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 味とパッケージをリニューアルした「まっこい梅酒」が現在、全国の量販店で販売されている。

黄色い完熟南高梅のイラストや和歌山県共同開発商品PRマークを入れた新パッケージ

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 「メルシャン」(東京都中野区)が和歌山県と協力して開発した同商品。同社は2006(平成18)年から、ウメ生産農者やJA紀州、和歌山県果樹試験場うめ研究所(みなべ町東本庄)と連携し、完熟南高梅の香りや最適な収穫時期などの研究を行っている。

 同商品は2011(平成23)年に販売が始まった。原料のウメはみなべ町産南高梅。6月中旬から熟して黄色くなり、木から自然に落ちた実をネットで受け止め収穫する。完熟梅を凍結し、漬け込む独自技術「凍結完熟浸漬製法」を用いる。

 同社によれば、新技術で完熟梅の中で最も香りの強い実からコク味を強化する香り成分の抽出に成功。完熟梅ならではのフルーティーな味わいを強化し、濃厚なおいしさを実現したという。パッケージは、濃厚さをイメージした赤のグラデーションが目を引く背景に、ウメのイラストを青梅から黄色い完熟南高梅に変更した。和歌山県共同開発商品PRマークも掲載する。リニューアルした商品は1月下旬から順次出荷している。

 「メルシャン」技術部商品開発グループの安部杏香さんは「桃やトロピカルフルーツのようなフルーティーな香りが『まっこい梅酒』の肝。ゆっくりと口にひろがるふくよかさ、後味の余韻を楽しんでほしい。氷が溶けても十分おいしく飲んでもらえる濃さ。くつろぎ時間にゆっくり飲んでもらえたら。当商品を通じ南高梅の素晴らしさを知ってもらいたい」と話す。

 価格は、500ミリリットル=400円、1リットル=600円、2リットル=1,090円(以上、税別)。

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