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和歌山・すさみで「イノブタダービー」開催へ 「イノブータン王国建国祭」も

「イノブタダービー」に出走するイノブタ(2018年5月4日撮影)

「イノブタダービー」に出走するイノブタ(2018年5月4日撮影)

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 「第40回 イノブタダービー」が5月3日、JR周参見駅近くの「すさみ海水浴場」(すさみ町周参見)で開催される。

第40回イノブタダービーの予想を書いた「競豚新聞」

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 1981(昭和56年)にすさみ町商工会青年部が第1回を開催した同イベント。生後3カ月のイノブタ6頭が、1周100メートルの「競豚場」に設置された障害物を乗り越えゴールを目指す。当日出走するイノブタには昨年国内外で活躍した人物などの名前を付ける。今年は雄の「ショウヘイ」「ミトマ」「ムラカミサマ」「フジイ」と雌の「アーニャ」「ウタ」の6頭。コロナ禍で4年ぶりの開催となる。同イベント実行委員会によると、人口約3600人の町に1万人近い人が訪れるという。

 イノブタは1970(昭和45)年、同町の県畜産試験場で雄のイノシシと雌のブタを交配させて誕生した。同町は1984(昭和59)年にパロディー国家「イノブータン王国」をつくり、イノブタのPRを行っている。

 レースは「イノブータン王国建国祭」のメインプログラム。同祭では、大王・王妃などイノブタキャラクターが登場する祝賀パレードと記念式典、朝市、イノブタ汁の振る舞い、マリンレジャー体験、音楽イベントなどを展開する。朝市で500円以上の買い物をするか、前日に観光協会加盟宿泊施設に宿泊した人には、連勝複式の「豚券」を無料で発行する。当選者には特製「イノブタキャラクターグッズ」または同町特産「梅の加工品」を進呈する。

 実行委員の津村光さんは「生産者が出店し、フランクフルトなど、おいしいイノブタの肉が食べられる。毎年、イノブタ汁目当てに朝から行列ができる。イノブタダービーは家族連れにも好評ですさみ町を代表するイベント。マリンレジャーと併せて楽しんでほしい」と来場を呼びかける。

 レース開催時間は、9時30分、10時50分、12時30分、15時。

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