フンボルトペンギンのひな「ハル」の一般公開が6月21日、和歌山城公園動物園(和歌山市一番丁)で始まった。
母ペンギン「ココ」に寄り添って眠るフンボルトペンギンのひな「ハル」(左)(2023年6月24日撮影)
ハルは4月8日、父ペンギン「ハツ」と母ペンギン「ココ」の間に2年ぶりに誕生したひな。出生時の体重は114グラム。和歌山城整備企画課の西口江里香さんによると、6月19日現在、体長40センチ、体重3.2キロに成長し、1日に豆アジを15匹ほど食べるようになったという。
ハルは生後1カ月半を過ぎた5月下旬から羽が生え換わり、6月中旬にはほぼ成鳥の羽になった。6月14日ごろからハツとココに見守られながら泳ぎの練習を始め、プールでほかのペンギンと泳ぐようになった。
西口さんは「若い個体特有のグレーの羽の姿は今しか見られないので、ぜひ足を運んでもらえたら。来年の夏ごろにはフンボルトペンギンらしい模様も現れるので、成長を楽しみにしてほしい」と話す。「まだ泳ぎは練習中だが徐々に上達している。仲間と気持ちよさそうに泳ぐ姿も見守ってほしい」とも。
開園時間は9時~17時。火曜休園。