道の駅「海南サクアス」(海南市下津町小南)の登録証伝達式が7月26日、海南市役所で行われた。
同施設は2月28日、県内36カ所目の道の駅として国土交通省に登録。オープンすれば、和歌山県は近畿管内で最も道の駅が多い県となる。式典では設置者の神出政巳海南市長へ、国土交通省近畿地方整備局和歌山河川国道事務所の奥野真章所長から登録証が手渡された。
道の駅の登録には、24時間利用できる駐車場とトイレを備えることやバリアフリー化など、さまざまな条件がある。同施設は152台分の駐車場を整備し、鮮魚店やフルーツパーラーなどが入った物産交流館、芝生広場、情報提供施設などを備える。併せて、同市の備蓄倉庫を設けるなど防災機能も持つ。
神出市長は「国道42号線と新設される有田海南道路の2本の道路に面する。休憩施設としての機能に加え、地域振興施設として特産品や長保寺などの観光資源の認知向上にも期待したい」とあいさつした。
奥野所長は「観光バスが利用できる大型車の駐車場は20台、女性用のトイレ17基、キッズトイレも整備するなど、管内でも最大級の道の駅となる予定。ファミリー層をはじめ、幅広い年代の人に利用してもらい、にぎわいの創出による地域の起爆剤となることを期待している」と話した。
オープンは9月2日12時。