ジャイアントパンダ「結浜(ゆいひん)」の7歳の誕生日イベントが9月18日、アドベンチャーワールド(白浜町堅田)で行われた。
結浜は、2016(平成28)年に、父親「永明(えいめい)」と母親「良浜(らうひん)」の間に生まれた同園15頭目の雌パンダ。出生時の体重は同園最大の197グラム。9月15日現在の体重は101キロ。名前にはさまざまな価値観・文化・言語・種を超え、全てを「結ぶ」願いを込める。
当日は開園前に名前にちなんだ約1.5メートルのリボン型の氷の山と年齢を表す「7」の氷をプレゼント。屋内運動場でプレゼントを楽しむ様子をオンライン配信した。運動場に姿を現した結浜はプレゼントに気付くと、7の氷で遊び、氷の山にもたれて涼を取りながら竹を食べた。動画配信サイトでは、2800人以上の視聴者が見守り、「トンガリ可愛い」「いつまでも元気で」など、たくさんの祝いの言葉が寄せられた。
閉園後の17時30分からは、「結浜の七不思議」をテーマに7年間を振り返り、氷の誕生日ケーキをプレゼントする誕生会を動画配信する。園内には誕生から7歳までの成長をまとめたパネルも展示。18日にかけて、来園記念ステッカーを配布するほか記念グッズを販売し、園内飲食店は限定メニューを提供する。
飼育スタッフの川村瀬央さんは「トレードマークは頭部のトンガリの毛。リンゴを見つけると目をキラキラさせるなど、表情が豊か。スタッフにも来園者にも愛きょうがあり、愛されている。最近は竹を選り好みせず、1日に20~30キロ食べて、順調に育っている」と話す。「これからも健康に過ごしてほしい」とも。