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和歌山のジャイアントパンダ「良浜」、23歳の誕生日迎える 氷の山でお祝い

23歳の誕生日に氷と竹をプレゼントされたジャイアントパンダの「良浜」

23歳の誕生日に氷と竹をプレゼントされたジャイアントパンダの「良浜」

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 ジャイアントパンダ「良浜(らうひん)」の23歳の誕生日イベントが9月6日、アドベンチャーワールド(白浜町堅田)で行われた。

ジャイアントパンダ「良浜」のアップ

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 良浜は、2000(平成12)年に同園で初めて生まれた雌。2008(平成20)年に「永明(えいめい)」との間に双子パンダ「梅浜(めいひん)」「永浜(えいひん)」を出産した。以降7回の出産で現在、同園で飼育する雌の「結浜(ゆいひん)」「彩浜(さいひん)」「楓浜(ふうひん)」を含む10頭の母になった。9月6日の体重は107キロ。

 当日は屋内運動場に、竹で「祝良浜」の文字をあしらった高さ1メートルのかき氷の山を用意。年齢を表す2と3の30センチほどの氷、好物の竹「モウソウチク」のほか、「ヤダケ」「メダケ」「トウチク」の4種類、リンゴやニンジンなどをプレゼントした。休園日だったことから、プレゼントを楽しむ様子をオンライン配信し、2600人以上が視聴した。カメラの前に姿を見せた良浜はリンゴとニンジンを見つけて食べ、氷の山に興味を示し、登ったり崩したりした。

 動画配信サイトには、視聴者から祝いの言葉と共に「いつも全力の子育てありがとう」「いつまでも元気で」「長生きして」などのコメントが大量に流れた。

 同園は、ブリーディングセンター屋外運動場前に良浜の成長を振り返るヒストリーパネルを展示。記念グッズ販売や飲食店での限定メニュー提供などを行った。18時30分からは、SNSで集まった良浜の画像や映像の紹介、氷の誕生日ケーキをプレゼントするオンライン誕生会を行う。

 飼育スタッフの品川友花さんは「最近の良浜は、竹をもりもり食べて、ぐっすり寝て、体調良く過ごしている。23歳になったが、おてんばでかわいらしい魅力は7歳の頃から変わらない」と話す。「子育ても一段落した。これからも元気に長生きしてほしい」とも。

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