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和歌山大生が地元事業者とコラボ商品開発、大阪で地元PR

「パン工房カワ」で作り手の思いを聞く和歌山大学生

「パン工房カワ」で作り手の思いを聞く和歌山大学生

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 和歌山大学の学生らが阪神梅田本店(大阪市)での催事「ぶらり和歌山さんぽ」に向け、「パン工房カワ梶取店」(和歌山市梶取)や「こくぼ農園」(海南市野上新)とコラボメニューを開発した。

「こくぼ農園」と和歌山大学生がアイデアを出し合ってできた「蜜の月バナナシュー」

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 昨年、同百貨店でバイヤーを務める卒業生が、和歌山グルメの企画を持ちかけ、和歌山のグルメとカルチャーを集めた催事を初開催した。2年目の今回は「気軽に現地を歩く気分で楽しむ」をコンセプトに、和歌山の定番グルメや特産品、イベントのために企画した新商品など120種以上の商品を調理・実演販売6店と物販2店、学生セレクトの「和大生ショップ」で販売する。

 開発したコラボメニューは、パン工房カワの生クリームサンドをアレンジした「有田みかんの生クリームサンド」、こくぼ農園で栽培する「蜜の月バナナ」を使ったスイーツ「蜜の月バナナシュー」など。

 そのほか、学生36人が、県外の人に紹介したい商品のアイデアを出し、生産者や販売者に出店を依頼。ラーメン店「井出商店」(和歌山市田中町4)、「かんじゃ山椒園」(有田川町宮川)、フレンチレストラン「Caravansarai(キャラバンサライ)」(田辺市上芳養)、「きみのフルーツ」(紀美野町動木)などの店舗や施設を訪問し、商品や生産物について学んだ。

 同大学紀伊半島価値共創基幹の小川雅則特任教授は「学生はこの催事をきっかけに、商品に懸ける熱い思いを事業者から学んできた。この学びを通じて和歌山の魅力を再発見してほしい」と話す。「訪れた人と積極的にコミュニケーションを取り、和歌山と県外の人をつないでもらえたら」とも。

 催事は9月20日~28日。

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