「わかやまリレーマラソン パンダRUN」が11月26日、紀三井寺公園(和歌山市毛見)で開催された。主催は和歌山県教育委員会と公益社団法人和歌山県体育協会。
フルリレーマラソンの部で大会4連覇を達成した「日高郡走遊会A」
子どもから高齢者まで幅広い世代がスポーツに親しむことを目的に開く同大会。今年は約1800人の市民ランナーが参加し、陸上競技場を中心に公園内に設けられた1周1.4キロのコースで完走を目指した。当日は、マラソン競技のほか、キッズエリアに巨大遊具を設置したり、サッカーやラグビーなどのスポーツ体験会を開いたりするなど、さまざまなプログラムを用意した。
この日は、21キロのハーフリレーマラソン部門に一般の部44と職場仲間の部45、女性の部5、小学生の部16、中学生の部3の合計113チームが出場。42.195キロのフルリレーマラソン部門には、一般の部33と職場仲間の部27の60チームが参加した。コースを1周走るファミリーマラソンには計370人が参加し、チームで協力して走った。エントリー数は昨年より約400人増加した。
ハーフリレーマラソンとフルリレーマラソンの総合優勝は、2チームに分かれて参加した「日高郡走遊会」。ハーフリレーに参加し、1時間9分38秒でゴールしたBチームの野田康介さんは「最高のメンバーで、明るい雰囲気の中で走れた。毎年参加を楽しみにしている」と話す。フルリレー2時間18分40秒で大会4連覇のAチームの谷本悠さんは「ハーフとフルの両方で優勝できてうれしい。来年も連覇の数字を増やせるよう、日々精進したい」と笑顔を見せていた。
特設ステージでは、恒例のパンダコスチュームコンテストを開催。23チーム計123人がステージの上でそれぞれの衣装を披露した。優勝チーム「乙女ふじぞの」の谷口正恵さんは「第1回から参加して悲願の優勝。今年は『Are you ready to enjoy?』をコンセプトに掲げた。私たちの楽しんでいる気持ちが審査員に伝わったのでは」と話す。
実行委員会の原万裕さんは「出場者アンケートによると、第1回からのリピーターも多かった。マラソン以外でも楽しむ参加者も含め、たくさんの人がこの大会を楽しんで笑顔が見られてうれしい。『気軽にスポーツを楽しもう』のコンセプト通り、年代を問わず、気軽にスポーツに親しむきっかけになれば」と話す。