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「和歌山ものづくり文化祭」開催へ 技術者らがワークショップ

ポスターを手に来場を呼びかける三木理研の三木裕介さん(右)

ポスターを手に来場を呼びかける三木理研の三木裕介さん(右)

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 地域の産業を体験するイベント「和歌山ものづくり文化祭」が12月2日・3日、和歌山城ホール(和歌山市七番丁)で開催される。主催は、県内のものづくり企業や職人らで構成する和歌山オープンファクトリー推進委員会。

2022年に開催された第1回ものづくり文化祭の様子

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 今年で2回目。同委員会によれば、昨年は2日間で約6000人が来場した。

 「紀州漆器」や「高野口パイル」、シュロ、ニット、建具などの製造業、化学工業など26社が出展。うち7社が初出展。23の体験ブースを設置し、会場の装飾には「寺本紙器」(橋本市高野口町)のダンボールを使うという。

 当日は、オリーブオイルを製造販売する「シマムラ」(和歌山市宇須)の試飲や充填体験(1,000円)、「三好漆器」(海南市岡田)の曲げわっぱ弁当の名入れ体験(2,500円)、「三和金型製作所」(中島)の鉄製マスコットロボットの加工体験(5,000円)、「OKADA TEXTILE」(橋本市高野口町)のエコファーボール作り(3,000円)などのワークショップを開催。2日は、福井県の工房見学イベント「RENEW」ディレクター新山直広さんを招き、和歌山県の職人たちとのトークショーを行う。

 同委員会の三木理研工業製造部・三木裕介さんは「当日は、UV硬化型レジンを使ったアート体験を担当する。一般的なワークショップと異なり、反応の仕組みまで説明する。研究者と協力し、『なぜ紫外線を当てると固まるのか』など、理由まで伝えたい。地元の化学工業を知ってもらい、化学に興味を持つきっかけになれば」と話す。「各事業者が、昨年よりもさらにパワーアップしたコンテンツを用意している。体験に足を運んでもらえたら」と呼びかける。

 開催時間は10時~17時。入場無料。ワークショップは要予約。

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