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和歌山・高野口「寺本紙器」の段ボール製チェックイン機が県産業表彰

登録証を受け取る寺本専務(左)と県企業振興課の岡野さん

登録証を受け取る寺本専務(左)と県企業振興課の岡野さん

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 紙器製造会社「寺本紙器」(橋本市高野口町)がLCC・Peachと共同開発した段ボール製自動チェックイン機が和歌山県の産業表彰制度「1社1元気技術」に認定され、1月30日に登録証が授与された。

空港で使われる段ボール製チェックイン機

 「1社1元気技術」制度は、県が中小企業のもつ優れた技術やこだわりの技術、それらを使った製品を登録し、県ウェブサイトなどで紹介することで、企業の受注機会を増やすことを目的として実施している。

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 「寺本紙器」は1943(昭和18)年、同町で創業。段ボール・白ボール・台紙の製造に加え、オーダーメードでの段ボール製ポップ・パネル製作などを受注販売している。

 段ボール製チェックイン機は、同社がPeachと共同開発した。関西国際空港や那覇空港、福岡空港、新潟空港、釧路空港などに設置する。筐体(きょうたい)を段ボールで製作することで軽量化を実現した。

 同社専務の寺本忠司さんは「これまでの紙器製造だけでなく、印刷業を始めたタイミングで共同開発の話をいただき、新しいことに挑戦してみようと引き受けた。全面印刷の物を折り曲げるとインクが割れるなど、完成まで試行錯誤があった」と話す。「今までのノウハウを生かしながら、これからも時代の移り変わりに合わせてさまざまなことにトライしていきたい」とも。

 県企業振興課の岡野至さんは「チェックイン機は鮮やかな発色やスタイリッシュなフォルムなど、一見すると段ボールとは信じがたいが、そこに同社の高い技術力が見て取れる。新製品開発にも積極的に取り組まれているので、技術を生かしてさらにご活躍いただければ」と期待を寄せる。