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和歌経10周年イベント、30人が情報発信テーマに交流

福田毎日新聞和歌山支局長と平野和歌経編集長による「毎日新聞vs和歌山経済新聞 2023年和歌山のニュース10番勝負」

福田毎日新聞和歌山支局長と平野和歌経編集長による「毎日新聞vs和歌山経済新聞 2023年和歌山のニュース10番勝負」

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 トークイベント「和歌経ファンミーティング&和歌山#ライター交流会」が12月9日、和歌山城ホール(和歌山市七番丁)で開催された。主催はニュースサイト「和歌山経済新聞」(以下、和歌経)を運営する「Loocal(ルーカル)」(万町)。

「和歌山#ライター交流会」に登壇した和歌山県在住のライター3人と「ノオト」社長の宮脇淳さん

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 10月25日に同サイトが開設10周年を迎えたことを記念して企画した同イベント。同編集部がトークイベントを開催するのは4年ぶり8回目。当日は30人が参加した。

 イベント前半は毎日新聞和歌山支局長の福田隆さんと平野隆則和歌経編集長がそれぞれ、今年の和歌山のニュースベスト10を発表し、取材時のエピソードなどを披露した。毎日新聞和歌山支局が選んだニュースは、串本の民間ロケット4回目の発射延期、八郎山トンネルでの施工不良、秋季高校野球大会で耐久高校と田辺高校の近畿大会出場、今夏県内観光客の増加、海南市・紀美野町などで豪雨被害など。2位は雑賀崎の岸田首相襲撃事件、1位には同事件後、日本維新の会の新人・林佑美さんが初当選した和歌山1区の衆議院議員補欠選挙を選んだ。

 福田さんは「プライベートでは少年野球のコーチをしている。高校野球では少ない部員で大健闘の耐久高校と田辺高校の2チームに注目してほしい。野球王国和歌山ならではのニュースも楽しんでもらえたら」と話す。「県議会議員選挙では全14区中9区、20人が無投票当選した。今後の担い手が課題。次回の衆議院議員選挙では和歌山1区からも目が離せない」とも。

 和歌経は、和歌山カレー大会、有田川町のミカン農園、紀の川市の青果店、パンダの映像が立体的に見られる3Dビジョン、4年ぶりに開催された港まつり花火大会などを選んだ。1位の道の駅「海南サクアス」オープンと2位の「あら川の桃」が店頭に並んだニュースには、会場から納得との声が上がった。

 ランキング発表後にあいさつした「みんなの経済新聞ネットワーク」(以下、みん経)の西樹代表は「よく『自分たちの街には面白いことがない』と言われるが、コンテンツ化する人がいないことも多い。みん経には全世界に130以上の編集部がある。知見を共有していくことで、自分たちの街の魅力に気がつく体質に変わっていく」と話した。

 イベント後半は「地元の書き手たちと和歌山のライター事情」をテーマに「#ライター交流会」を開いた。同会を主催の「ノオト」社長の宮脇淳さんと和歌山県在住ライター3人が話したほか、参加者同士の交流時間を設け、盛り上がりを見せた。

※福田さんのコメントを修正しました。(2023年12月15日20時00分修正)

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