学ぶ・知る

和歌山で勉強会「災害時の連携を促すファシリテーション」開催へ

2022年11月に開催されたFAJ和歌山サロン例会の様子

2022年11月に開催されたFAJ和歌山サロン例会の様子

  • 9

  •  

 体験型勉強会「災害時の連携を促すファシリテーション」が3月2日、和歌山市河北コミュニティーセンター(和歌山市市小路)で開催される。主催は「日本ファシリテーション協会(FAJ)和歌山サロン」(万町)。

参加を呼びかける「FAJ和歌山サロン」代表の穂藤友美さん

[広告]

 主に和歌山市内で2014(平成26)年から年2回ほどゲストを招いたり朝に集まったりする勉強会などのイベントを開催してきた同グループ。「ファシリテーション」はグループ活動を支援する技術や考え方で、参加者の意見を引き出したり、話の流れを整理して情報の共有をしたりすることで、チーム内の話し合いを活性化する手法という。

 当日は「災害時の連携を促すファシリテーション」をテーマに、被災した仮想の街という現場で起こる話し合いの場を想定しての参加型ワークショップを行う。ファシリテーターはFAJ会員で、災害復興の現場での話し合いを支援する平山猛さんと浦山絵里さんが務める。

 平山さんは「2月10日から能登半島地震の被災地に行ってきたので、現地の様子も交えながら自分たちの街に災害が起きたらどうすべきかを皆さんと一緒に考えたい」と話す。「ワークショップをきっかけに、自分たちの暮らす地域にどんな人がいるのかを知っていくようにしてほしい。災害を自分事として捉えてもらえたら」とも。

 和歌山サロン代表の穂藤友美さんは「『災害の備え』は物資に注目しがちだが、さまざまなスキルも視野に入れ、もしもの時に備えてほしい」と話す。「話し合う力は仕事や学習など日常にも役立つ。防災の知識がなくても参加できる内容なので、これをきっかけに興味をもってもらえたら」とも。

 開催時間は13時30分~17時。参加費は2,000円、学生以下無料。要申し込み。申し込みはホームページで受け付ける。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース