ロックバンド「キュウソネコカミ」が3月5日、御坊市の「市制施行70周年記念御坊市スペシャルサポーター」に就任した。
同市出身のヤマサキセイヤさんがボーカル・ギターを担当する5人組の同バンド。2009(平成21)年に関西学院大学の軽音楽部で結成し、2014(平成26)年4月に「JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント」からメジャーデビューした。
御坊市は1954(昭和29)年に御坊町、湯川村、藤田村、野口村、塩屋村、名田村の1町5村が合併し、市制を施行した。今年4月1日に市制70周年を迎えることから、市は「みんなが笑顔に」をテーマに記念事業を展開。6月8日には「キュウソネコカミONEMAN LIVE in Gobo City!! ヤマサキセイヤ地元凱旋(がいせん) 成人式ぶりの御坊市民文化会館」を開催する。
当日は、市役所で委嘱式を行い、メンバー4人が出席。三浦源吾御坊市長がヤマサキさんらに委嘱状を手渡した。スペシャルサポーターは、70周年を機に市への愛着や誇りの醸成、認知度やイメージの向上を目指し、来年3月まで活動する。三浦市長は「コンサートが目玉事業。そのほかのイベントもあるので、ぜひともPRを頑張ってほしい」とあいさつした。
委嘱式後、メンバーらはさっそく市民文化会館や駅、ヤマサキさんの親族が営む飲食店などを訪れた。紀州鉄道の西御坊駅から乗車し、車内の壁面にサインを残すなど、各地でPR活動を行った。
ヤマサキさんは「中学・高校時代に抱いたねたみなどの感情や聴いた楽曲が、制作活動に影響を与えている。御坊祭にこっそり交ざり、みこしを担ぐなど、昔からライブが好き。御坊市は自然が近く、川や山で遊んだ思い出もある。地元に戻ってライブができることが誇らしい。公演には全国からたくさんの人に来てもらい、しっかり盛り上げたい」と意気込む。
キーボード担当のヨコタシンノスケさんは「初めて御坊市に来た。和歌山でのライブはいつも観客の皆さんが盛り上げてくれる。セイヤの地元での公演は更に盛り上がりそう。会館で今までで一番でかい音を響かせて、一番楽しい日にしたい」と話す。