抹茶ソフトクリーム「グリーンソフト」を販売する「玉林園」(和歌山市出島)が2月9日、アイスクリーム「有田みかんソフト」と「北海道のおいしい牛乳ソフト」の販売を始めた。
マスコットキャラクター「グリンちゃん」の像がある「玉林園」本店
1854(安政元)年創業の同社。茶葉の製造・加工・販売のほか、飲食店を展開する。国産の抹茶を使ったグリーンソフトはご当地ソフトクリームとして和歌山県内のスーパーやコンビニで販売されている。店内で食べるソフトタイプと持ち帰り用のハードタイプがあり、地元民の間では「やわらかいの」「かたいの」などと呼ばれ親しまれる。
新商品はいずれも袋包装のハードタイプのみ。みかんソフト(280円)は、「伊藤農園」(有田市宮原町)の温州みかんジュース「みかんしぼり」を配合。牛乳ソフト(300円)は、スーパー「エバグリーン」(湯浅町)と共同開発。同社系列店で販売する「北海道のおいしい牛乳」を配合する。2023年7月から同社系列店限定で先行販売し、一般販売を開始した。
同社飲食店事業部の松田典子さんは「みかんソフトは、新たな和歌山のご当地ソフトクリームを作りたいと伊藤農園とコラボした商品。みかんらしいサッパリしたシャーベットに近い触感だが、食べた瞬間にハッキリと『みかん』の風味がある。牛乳ソフトは、生クリームが入り、さっぱりとした甘さに仕上がっている。どちらもみかんジュースや牛乳を原料にすることで、フードロス削減効果が期待できる。地元企業コラボで生まれた、和歌山の新たな味を食べてほしい」と話す。
グリーンコーナー(本店、イズミヤ和歌山店、築地橋店、イオンモール店)、玉林園イズミヤ和歌山店、浜のうたせ(有田市宮崎町)で販売する。