和歌山マリーナシティ(和歌山市毛見)と和歌山港(和歌山市湊)をメーン会場に10月26日、「第14回和歌浦ベイマラソンwithジャズ」が開催された。主催は和歌山市、和歌山市教育委員会、和歌浦ベイマラソンwithジャズ実行委員会。
表彰式で賞状を受け取る、男子39歳以下10キロの部で優勝した後藤和樹さん
同大会は日本で初めてのミュージックマラソンとしてスタートし、和歌浦の景色やジャズの音色を楽しみながら走ることができる。ハーフマラソン、10キロ、5キロ、3キロ、2キロジョギングの部があり、特に小学3年生以下の子どももエントリーできる2キロジョギングの部は「ファミリーで楽しめる」と参加者から好評を博しているという。今大会のエントリー総数は約1万2000人。
コース沿いには「ライブステーション」を11カ所設け、合計28バンドが出演。ジャズの音色やファンファーレで選手へエールを送った。参加賞交換ブース付近には地元企業による飲食・物販ブースも軒を連ね、走り終えた参加者が食事や買い物を楽しむ様子も見られた。
10キロ男子39歳以下の部で優勝した後藤和樹さんは、「田辺市から練習仲間と一緒に参加した。10キロコースはあまり海が見えなかったが、サンブリッジを渡るときは景色がきれいで爽快だった」と満足気にレースを振り返った。
秋田市から家族で参加した若松尚利さんは「参加は2回目。小さい子どもと一緒に走れる貴重な大会なので、このために飛行機で来た」とエントリーの経緯を話し、「自分が参加したハーフは坂が多く大変なコースだと思うが、遊園地を眺めたりジャズを聴いたりして楽しめた」と笑顔を見せた。
ハーフ男子39歳以下では段床(だんどこ)健太さん(1時間14分23秒)、ハーフ女子39歳以下で田中裕理さん(1時間31分46秒)が優勝した。