和歌山城公園(和歌山市一番丁)で現在、見頃を迎えたツツジの花が来園者の目を楽しませている。
ツツジは1974(昭和49)年、和歌山市の緑化審議会が公募を基に「和歌山市の花」に選定。市のキャラクターのモチーフにするなど、広報にも取り入れられている。
同園の「空堀(からぼり)」と呼ばれる南堀跡には約8000本のヒラドツツジ、西の丸広場の北側には例年5月中旬に開花するキリシマツツジなどが植栽されている。
園内では4月17日、カメラを手に花を撮影する人の姿が見られた。近くに住む70代の夫妻は「毎年咲くのを楽しみにしている。今日はサクラの花びらがヒラヒラと舞う中、色とりどりに咲くツツジが見られて満足」と笑顔を見せていた。
和歌山城整備企画課の柳雄介さんは「今年のソメイヨシノの見頃は例年より1週間遅かったが、ツツジは例年より1週間ほど早く、今週末には満開の見頃を迎える。ボタンやボタンザクラも園内を彩り、新緑と合わせて楽しんでもらえたら」と話す。