和歌山経済新聞の2024年上半期PV(ページビュー)ランキング1位は、「名方製パン」(和歌山市布引)併設の直売店リニューアルオープンを知らせる記事だった。
1903(明治36)年に名方吉兵衛がパン製造業として創業し、「ナカタのパン」のブランドを展開する同社。直売店は2021年10月から休業し、施設改修などリニューアルを経て2023年12月に営業を再開した。県北部のスーパーやドラッグストア、百貨店などで販売するほか、給食でも提供する老舗パンブランドの新展開に注目が集まった。
ランキングは、今年1月1日から6月30日までの半年間に配信した「ヘッドラインニュース」のPVを集計したもの。10位までのランキングは以下の通り(カッコ内は掲載日)。
1. 和歌山にパン店「ナカタプラス」 「ナカタのパン」を焼きたてで(1/5)
2. 和歌山港で恒例の「港まつり花火大会」開催へ 3000発が夜空に(5/22)
3. 岩出におはぎ店「彩」 祖母のあんを花に模したスイーツに(3/1)
4. 紀美野町にカフェ「369」 ロースイーツを提供(5/17)
5. 「ワカヤマコーヒーマーケット」2週連続開催へ 2週目は初出店の農園多数(1/30)
6. 海南の就労継続支援パン店「コンフィアンス」 焼きたてのパンを(1/10)
7. 和歌山のオークワ全店で「あら川の桃」使った商品販売 創立65周年記念で(3/8)
8. 有田川町の「しみず温泉」が移転 旧館での営業は7月21日まで(6/24)
9. 紀美野町の観光農園で「花まつり」 桜開花に合わせステージライブや露店(3/19)
10. 和歌山ターミナルビルに「スタンダードプロダクツ」 地元企業とのコラボ商品も(3/4)
2位には和歌山市の花火大会「港まつり」開催の記事がランクインした。昨年、4年ぶりの開催を告げる記事は2023年上半期ランキング1位になり、当日は4万人を動員した。3位の菓子店「おはぎとあんスイーツ彩~irodori~」(岩出市中黒)は、若手店主が祖母のあんの味を引き継ぎ、作ったおはぎが注目を集めた。チョコバニラ、キャラメルなど30種のフレーバーに加え、花をあしらった見た目も人気を呼んだ。4位・6位には紀美野町や海南市のカフェ、パン店などが街の新店が並んだ。
このほか、県内全域をカバーするスーパーマーケットの新商品、駅前商業施設の新店がそれぞれ7位と10位になった。小さな店舗やイベントのニュースが上位を占めた。