海南市立亀川小学校4年の岸畑依千花さんが7月14日~26日、米国・ミネソタ州のベミジーで開催される一輪車の世界大会「UNICON21」に出場する。
一輪車競技は、100メートルや400メートルのコースを走る「走行レース」、両足でタイヤを直接回転させて進む「タイヤ乗り」、コース上に設置したコーンをよけながら走る「スラローム」などで速さや技術を競う。岸畑さんは「タイヤ乗り」「走行レース」の100メートル、400メートル、800メートルに出場。片足、「スラローム」「スティールスタンド」にも出場する。
小学校1年で学校にあった一輪車で遊んだことがきっかけになり、翌年から本格的な練習を始めた岸畑さんの得意種目はタイヤ乗り。2023年10月には、静岡県で開かれた「全日本一輪車競技大会」のトラックレース部門タイヤ乗り・小学3~4年生女子部門で優勝している。毎日1時間の練習を欠かさず、休日は一日練習に励むという。「練習するとタイムが縮んでいくところにやりがいを感じる。世界大会では落車に気を付け、1位を取りたい」と意気込む。「世界大会では優勝を目指して頑張る。将来はプロの一輪車選手になりたい。一輪車競技の楽しさをたくさんの人に伝えていけたら」とも。
「岸畑さんの負けず嫌いでくじけない姿勢に、指導を通して、同じ選手として熱をもらった」と岸畑さんの指導者で共に同大会へ出場する中窪亮斗さん。「海外では言葉が通じずスタートの仕方なども異なる。初めてのルールにのまれないよう、自分の世界に入って、強気で普段通りにやれば、メダルも狙える」と話す。