
和歌山市に本拠地を置く社会人サッカーチーム「アルテリーヴォ和歌山」(和歌山市中野)が4月6日、2025シーズンキックオフイベントを「アバローム紀の国」(湊通丁北2)で行った。
同チームは「和歌山からJリーグチームを」を合言葉に、2007(平成19)年に創設。現在、日本サッカー協会(JFA)の関西サッカーリーグ1部に所属する。リーグ成績は、2022年、2023年は1位、昨年は3位。今シーズン、リーグ優勝と日本フットボールリーグ(JFL)昇格を目指す。新監督は、日本サッカー協会公認プロライセンスコーチを持つ三枝寛和さん。選手は、契約更新の15人に加え、元Jリーガー3人を含む14人が新規加入。主将の小久保裕也選手など、4人が和歌山県内出身。
新調したユニホームは、ホーム用はチームカラーの緑を基調に右袖に和歌山の文字と和歌山城と県花の梅、アウェー用は白を基調にパンダをあしらう。
同イベントには、岸本周平和歌山県知事や堀順一郎那智勝浦町長、国会議員、県議会議員、市町村議会議員、スポンサー企業、サポーターなど約180人が参加し、選手らにエールを送った。
小久保選手は「前シーズンはふがいない結果になった。観戦してくれる全員の気持ちを揺さぶり、感動してもらえるプレーを30人で一致団結して繰り広げたい。周りの人を誘って試合に来てほしい。JFL昇格とJリーグを目指し、今年も戦っていく」と意気込む。
三枝監督は「開幕に向け良い準備ができている。開幕戦に足を運んでもらいたい。JFLへの昇格は簡単なことではないが、全身全霊で戦う」と話す。
開幕戦は4月12日16時キックオフ。「神戸FC1970」と紀三井寺公園陸上競技場(毛見)で対戦する。入場無料。