
和歌山県警が5月20日、アドベンチャーワールド(白浜町堅田)で初代交通安全和歌山夢大使のジャイアントパンダ「彩浜(さいひん)」と2代目同大使の「楓浜(ふうひん)」に感謝状を贈呈した。
交通安全和歌山夢大使の感謝状を手にするアドベンチャーワールドの中尾建子副園長と山田守孝和歌山県警察本部交通部長
子どもたちが交通事故に巻き込まれず、夢に向かって健やかに成長することを願い、和歌山県警が2019年に創設した同大使。初代大使は彩浜が務め、2022年からは妹パンダの楓浜が2代目大使を務めた。これまで年間4回の交通安全運動などで、交通安全の広報啓発を行ってきた。
当日は、山田守孝和歌山県警察本部交通部長から中尾建子副園長に彩浜と楓浜への感謝状を手渡した。感謝状贈呈時には、現大使の楓浜が屋外運動場に登場し、竹文字で作った「夢大使ありがとう」と横断歩道をイメージして並べた竹の周囲を歩いた後、竹を食べる姿を見せた。
山田交通部長は「パンダの力は絶大。子どもから大人までたくさんの人が交通安全ポスターに関心を示してくれた。彩浜と楓浜の貢献度はとても高い。中国に帰ることは残念。2代にわたってお疲れさま、ありがとう」と話す。
中尾副園長は「彩浜と楓浜が人命に関わることに少しでもお役に立てたことがうれしい。動物たちの命を守る私たちが、活動に寄与できたことが誇らしい」と話す。