
4人のピアニストが演奏するコンサート「ピアノ2台で贈る動物の謝肉祭」が10月12日、紀美野町文化センターみさとホール(紀美野町神野市場、TEL 073-495-9055)で開催される。主催は紀美野町。
ピアノ・デュオ「アンセットシス」の高橋優介さん(左)と山中惇史さん(©TakafumiUeno)
同コンサートは紀美野町誕生20周年記念事業の一環。出演者は、ピアノ・デュオ「アンセットシス」の山中惇史さんと高橋優介さん、ピアノ三重奏団「葵トリオ」の秋元孝介さん、紀美野町在住の反保沙季さんの4人。反保さんは札幌市出身。東京芸術大学大学院を卒業後、東京で演奏家や講師として活動し、2021年6月に紀美野町に移住した。
当日のプログラムはサン・サーンス「動物の謝肉祭」全曲のほか、ガーシュウィン「ラプソディ・イン・ブルー」、三善晃「唱歌の四季」などを予定する。2台のピアノを使った4人の連弾も披露する。
反保さんは「移住当初は環境の変化とコロナ禍が重なり、思うように活動を広げられなかったが、活動を続け、人の縁に恵まれ、今回の企画が実現した。山中さんは大学の先輩で秋元さんは同期。それぞれ和歌山に演奏で来た際に再会した。個性がバラバラのピアニスト4人が、曲の解釈をすり合わせながらアンサンブルを作り上げていく過程は楽しく、学びが多い」と話す。「初めてクラシックコンサートに来る人にも楽しんでもらえるよう選曲した。ピアノ2台を8本の手で奏でる迫力を感じてほしい」とも。
14時30分開演。料金は、前売り=2,000円、当日=2,500円。定員は504人。未就学児の入場不可。チケットは、紀美野町文化センター、紀美野町中央公民館で販売する。