
第44回「全国きき酒選手権大会」和歌山県予選が10月11日、和歌山納税協会会館(和歌山市雑賀屋町)で開催された。主催は和歌山県酒造組合(同)。
(左から)第44回「全国きき酒選手権大会」に出場する学生の小林さん、宮城さん、宮本さん、西村さん
11月15日に開催する「全国きき酒選手権大会」は、日本酒文化の普及・振興を目的に1981(昭和56)年に始まり、今年で44回目。アマチュアを対象に各県予選で選ばれた代表者らが、日本酒に関する筆記試験のほか、味や香りを確かめながら7種類の日本酒の判別を行い、利き酒の腕を競う。
県酒造組合は、若い世代に日本酒の魅力を知ってもらおうと、2021年から和歌山大学(栄谷)の協力を得て2人の学生を県代表として送り出してきた。2025年は「高等教育共創コンソーシアム和歌山」協力の下、県内の高等教育機関11機関に在籍する学生を対象に県予選を行った。
予選には13人の学生がエントリーし、当日は7人の学生が出場。30問の筆記試験と5種類の日本酒の利き酒を行った。今年の県代表は成績1位と2位の和歌山大学の宮城達也さんと宮本真生さんが選ばれた。成績3位の同大学の西村裕太郎さんと小林聖弥さんは、2人1組で大学対抗の部に出場する。
昨年に続き県代表となった宮城さんは「7種の利き酒は難しいが、上位入賞を目指して頑張る」と意気込む。初出場の宮本さんは「全国のおいしい日本酒を楽しみたい」と笑顔を見せる。